白うめ塾 スタッフ研修 / 2026年6月
気合いじゃなく、仕組みで防ぐ
2026年6月19日(金)13:00〜14:00 / スタッフのみなさん全員
気合いでは、ミスは防げない
「気をつけます」を何度言っても、ミスは減りません。人は、忙しいと抜ける生き物だからです。
そしてもう一つ。「誰かがやってくれているだろう」と人に期待すると、最後に仕事が残ったり、ヒヤッとすることが起きます。
今日は、責める話ではありません。「またやっちゃった」をなくすために何ができるか——ラクになる話をします。
まず知っておきたいこと。人のもの覚えは、思うよりあてになりません。
うっかりが増えるのは、この3つのとき:
つまり「覚えておく」「気をつける」だけでは、ミスはなくなりません。
「〜だろう」でやめず、安全側に多めに見る
トラブルの多くは、突然ではなく起きる前にサインが出ています。先回りできる人は、そのサインに先に気づいて動いています。
高く見積もって何もなければ、それでよし。低く見て穴があくより、ずっと安心です。そして自分の担当は、ゴールまで。これが結局いちばん仕事を減らします。
覚えようと頑張るより、紙に書いて目で確認。記憶の問題を、道具の問題にしてしまう。
例:バス出発前の「乗る子・人数・降ろす場所」確認/お迎え前の「今日の変更点」確認
電車の運転士さんの「出発、よし!」と同じ。声と指さしを足すと、見落としが減る。
例:人数を「1人、2人…全員よし」と声に出す/鍵・戸締まりを指さし確認
大事なことは口だけにしない。ひと言メモに残す/もう1人に伝える。これで「言った・言わない」も伝え忘れも減る。
例:保護者からの伝言は共有メモやLINEに残す/引き継ぎは次の人に分かる形で(ダブルチェック)
うちの塾で起きそうな場面です。「あるある」と思うものに、心の中で○を。大事なのは、誰が悪いかではなく「どんな仕組みなら防げたか」。
「今日は◯◯ちゃん、別の停留所でおばあちゃんがお迎え」が、当日のバス担当に伝わっておらず、いつもの場所で降ろそうとした。
保護者から「今日は休みます」の電話を受けたが、各クラスの担当に伝わらず、いない子を探してしまった。
「英語のあと、そのまま空手」の子。英語が終わって帰ろうとしたのを、担当が気づかず見送りかけた。
午前に少し元気がなかった子のことが、午後の別クラスの担当に伝わらず、お迎えで保護者に何も言えなかった。
いちばん穴があくのは「いつもと違う日」
ふだん通りの日は回ります。危ないのは、急なお休み・代打・ペア変更などのイレギュラー。ここで「〜だろう」が入ると、大きな抜けや事故になります。実際にあった2つで考えます。
ある先生が急にお休み。代わりの先生がバスへ。でもその先生が運転できる車は決まっているのに手配の確認が抜け、朝に慌てて手配することに。
学童のお迎えはいつもペア。イレギュラーで入って間もない先生が1人で行くことに。「経験者だから大丈夫だろう」と任せたら、言うことを聞かない子が交差点で危ない行動を取りヒヤッと。
6場面、防ぎ方はほとんど同じ
残す ・ 共有する ・ 先に確認する
自分の仕事に当てはめて考えましょう。書かなくてOK、頭の中で。(進行メモ:1〜2問だけ何人かに口頭で振る/挙手でも可)
ミスは、気合いではなく仕組みで減らせる。
自分の担当はゴールまで。それが、めぐって自分の仕事をラクにします。